北へ北へ、湯煙の御宿へ。 -Hataru-

……ひとつ荒事が片付いたと思えばまたひとつ。
忙しないと嘆くか、それとも出来る事が出来たと前向きになるか。
今は後者でいた方が良さそうね。

さあ、今度は北海道まで温泉旅行の皮を被った防衛戦。
御土産は何がいいかしら、と一応聞く為に、向かいのいちの部屋へ。
ドアは半分位開いていたのでそのまま声を掛けるが、反応が無い。


……又器用な体勢で寝落ちてるわね。椅子の上でなんて。
片方にしか無い肘掛けと背凭れに身体を預けて、童顔長身の人形と化している弟。

眼鏡姿のままだと滑り落ちた時に怪我をし兼ねないので、そっと外す。
傍の毛布を椅子の上から掛けて、照明を落として。



※5/16　18:00　初期稿Ｕｐ。ブラッシュ前の流し打ち、色々まだ足りてない。
※5/17　23:45　修正１稿Ｕｐ。各所修正・ブラッシュ、ＮＰＣめぐる嬢への指示事項追加。

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【b75297 / 湯煙際の邀撃戦】

術式 雷の魔弾奥義 ◆◆◆ ×8 （146＋20）
術式 炎の魔弾 ◆ ×8 （146＋12）
神秘 白燐奏甲 ◆ ×12 （125＋4）
※自己奏甲エンチャント後は全て＋59

ＨＰ：673（322+351）// ＣＰ：568（322+246）// 回避Ｂ：気魄
武器：箒二刀（術神スイッチ）
攻撃力：68/146/125 // イニシアチブ：59



●プレイング
現字数：600/600　（残0）

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本当に一息吐く暇も無いわね。
まあ、今目論見が潰せるのは幸いかしら。
……後々発覚して心の沸点が段飛び急降下するよりは。


■事前
戦闘時用の懐中電灯持参
動き易い学生相応の私服で

■日中
明るいうちに迎撃地点の下見
身を隠せる場所、特に足場の悪い場所が無いか確認
襲撃時刻までは宿泊客として振舞う
食事や周囲の静かな自然を眺めて暫しのんびり
……流石に校長先生は来てないと思いたい

卓球……は依頼の事を忘れて本気になりそうだから観戦のみ、参加自粛。
負けず嫌いな性格が絶対に仇となるに決まってる。

■戦闘
襲撃時刻前に迎撃地点へ集合
獣人に気取られぬよう懐中電灯を消し、対峙後再点灯

後衛配置、初手は雷の魔弾で奇襲
基本は集中攻撃での短期決戦
仲間の攻撃が集中した個体へ雷の魔弾を撃ち込む
出し惜しみなど一切無し、端から全力で叩き付ける
雷が尽きたら炎に切り替え

前衛陣複数の負傷が激しい場合、集中攻撃を受けた場合は
攻撃よりも白燐奏甲での回復を優先
過剰回復しそうなら魔弾を撃ち敵の注意を此方へと引きつける
自己体力が５割を切ったら奏甲で回復

何も知らぬ人々を私達の戦いに巻き込む訳にはいかないわ。
温泉宿の雰囲気を一番ぶち壊しにする異形達は即刻退場なさい。
勿論……此の地の何処かにいる最低な原初の吸血鬼もね。

□めぐるさん
後衛配置
呪いの魔眼・射撃による集中攻撃参加、
及び黒燐奏甲でのサポートを依頼


■事後
此処に関しては一安心。
……温泉堪能は明け方かしら。
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